私は小学生の頃からPCに親しみ、大学・大学院ではコンピュータ科学を専攻しました。一般人よりはパソコンに詳しいです。また、公私ともに様々な情報端末に触れる機会があったため、タブレット端末やスマートフォンの特性も理解しています。
その上で伝えたいのは、情報化社会の波に乗るなら、今でもパソコンが最高のツールだということです。
インプット、アウトプットの双方で、PCならではの利点があります。
インプット
複数タブを開いて作業がしやすい
1つ、あるいは複数の画面に、アプリケーションを複数立ち上げて作業することができます。
例えば、動画を見ながらメモを取る、ブラウザで複数サイトを比較する、といった具合です。得られる情報量が増えるだけでなく、画面切り替えの手間が減るため、能率が格段にアップします。
同様のことは一部のタブレット端末やスマートフォンでも可能ですが、画面サイズの差が大きいです。一度に表示できる領域が広いほど、情報を得る速度が高まります。
画面が狭いと思ったら、簡単に増やせるのも強みです。デスクトップPCなら好きなサイズを選べますし、ノートPCでも外付け画面を簡単に増やせます。タブレットで画面拡張に対応しているのは、最新のiPadくらいです。
資料の保存、整理が容易
内容や目的に応じてファイルを分類したり、ブックマークに追加することが容易です。
対して、タブレット端末やスマートフォンはアプリ毎の管理は得意ですが、ファイルの移動が煩雑になっています。これは、OS(オペレーションシステム)の構造的な違いによるものです。
アウトプット
PCでしかできない成果物がたくさんある
スマホやタブレットだけで完結する作業も、もちろんあります。
- Webライティング
- イラスト作成
- 簡単な写真や動画の加工
一方で、これらを用途に応じた形式に整形したり、複雑な作業をしたりしようとすると、PCが必須になってきます。
PCがないとほぼ不可能な作業もたくさんあります。以下はほんの一例です。
- 高度なデザイン
- アプリケーションの作成
- 3DCGの作成
- 複数のエフェクトを伴う音楽や動画の編集加工
スマートフォンやタブレットは、やはりコンテンツの消費を主眼においたデバイスだと感じます。しっかり作る、作り込む過程は、現状ではPCの領域です。
対応している周辺機器が多い
マウス、トラックボール、キーボード、カメラ、マイク、キャプチャーデバイスなどなど。PCは様々な周辺機器を複数接続できるように設計されています。
何かをやってみたい! と思ったときに対応できる拡張性は大きな魅力です。
まとめ 消費するだけでなく、価値を生み出す側になってみよう
私が物心ついた頃から比べても、情報技術は飛躍的に発展しました。同時に、かつては超高額な機材を買わないとできなかったことが、誰でも気軽に始められるようになっています。
SNSや動画などのエンタメを思う存分楽しめることも、情報技術の恩恵の一つです。ただ、コンテンツを消費するだけではもったいないよ、と私は思います。
私はPCを使って、ブログ執筆、音楽制作、動画投稿などを続けてきました。創作で新しい発見や成長があるだけで楽しいですし、運が良ければ収入につなげられることだってあります。
価値を生み出して発信する側になることは、きっと良い体験です。(まともな)パソコンを手に入れて、その世界に足を踏み入れる人が増えれば嬉しいです。
余談 ポンコツPCをつかまされないように……
世の中には有象無象のPCがあり、性能や使い勝手がまちまちです。高い機種を買えば正解というわけでもない点が、難しいところです。
適切なPCの選び方について、【考え方編】【機種編】の2記事にまとめました。参考にしていただければ幸いです。
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